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About
Hamidashimo(はみだしもの)とは、オリジナルの割り箸をつくるキットです。
奈良・吉野にある箸工場の製造過程で生み出された木の端材=「はみだしもの」を、価値のあるものとしてアップサイクルし、丁寧に集め、保管し、乾燥させているので、削るとすぐに良質な箸として使用できます。
日本で初めて箸が使われたのは、神器として使用されていた3世紀頃にさかのぼります。
箸を食事のために使い始めたのは7世紀ごろですが、今日でも命と命を繋ぐ架け橋として、箸は大切に扱われています。
私たちは吉野にある家族経営の箸工場・北村製箸所から木材を調達しています。
吉野と箸は、千利休と深い繋がりがあるといわれています。利休は1522年生まれの茶人で、不完全なものから美を見出す「わび」の精神を重んじた、「わび茶」という茶の湯の形式を大成させた人物です。利休は吉野地方より取り寄せた杉の材を、自ら小刀で一本一本削り、軽くて持ちやすく、食べやすい箸をお客様のため作ったと伝えられています。
また、吉野地方は割箸の発祥地です。明治時代(1800年後半)に吉野杉材で作られた酒樽の端材が捨てられるのを惜しんで割箸は考案されました。今日でも吉野の箸は、伝統的な家屋の建設で使用された、吉野で育った杉や桧の端材から作られています。
About Us
このプロジェクトは、奈良・吉野にある箸工場を訪問したことから始まりました。私たちの日常に、あってあたり前のものとして存在する「箸」をつくる吉野の人々の光景、その音、香りに感銘を受け、惚れ込み、そこから生まれる端材を使って新たに価値を生み出せないかと考えたことがきっかけです。そして日本に拠点を置く3人のデザイナー、Jan Chipchase、 James Gibson、Eko Hayashiによってこのアイデアを実現しました。
吉野は歴史的にも重要な木材の町で、京都からもすぐアクセスでき、訪れる価値のある場所です。製材所や箸工場まで徒歩でアクセスできるゲストハウスの「三奇楼」や「吉野杉の家」への宿泊もおすすめです。
FAQ
Hamidashimonoとは?
箸工場の製造過程で生み出された木の端材です。
これらは価値のあるものとしてアップサイクルされ、丁寧に集め、保管し、乾燥させているので、削るとすぐに良質な箸として使用できます。
Hamidashimono #1には何が内包されていますか?
- Hamidashimono 50本 (吉野の箸工場より)
- 吉野杉の容器
- 肥後守ナイフ
- 紙やすり#240 10枚
- 箸帯 25枚 (吉野の和紙工房・植和紙工房より)
- 藍染め手ぬぐい
#1とは?
こちらは販売可能な第1弾の商品となります。
割り箸は通常どのようにして作られていますか?
- 吉野木材の端材を工場に運ぶ(使わない部分のことを背板といいます)
- 端材を割り箸の長さにカットする(横挽き)
- 木材を圧力釜に入れて蒸し、木材を柔らかくする
- 断裁機を使って箸の厚みにスライスする
- 木材の皮の部分(耳)を取る(側取り)
- 小割機という機械で箸の形にカットする(Hadamishimonoはこの時に生まれます)
- 6時間温風の乾燥機で乾燥させる
- 箸を束ね、転がして箸同士を擦り合わせ、表面を綺麗にする(磨き)
- 外注の内職さん達によって検品される
- 出荷
Hamidashimonoでどのように箸をつくるのですか?
まずHamidashimonoを2本選び、ナイフで削り出します。数分で1膳の箸が完成します。達人レベルになるには数ヶ月必要です!
Hamidashimonoは繰り返し使えますか?
何度か繰り返し使えます。私たちは今でも初めに削ったお箸を使っています!
私のHamidashimonoの出来栄えは普通なのですが…
「箸の達人」になるには、まず素材を観察する必要があります。傷と小さな節は、削り取って紙やすりで磨くか、あえて唯一無二のものとして美しさを引き立てることもできます。
木材はどのようにアップサイクルされているのですか?
Hamidashimonoの調達先である北村製箸所は、木材の端材を使って箸を作っています。そこから私たちは箸作りの工程で生まれる端材=Hamidashimomoを集め、キットとして製造しています。さらに一歩進んで、すべてを再利用したい場合は、Hamidashimonoの削りくずから焚きつけを作ることができます。
Hamidashimonoは子どもにも扱えますか?
Hamidashimonoはおもちゃではありません。肥後守ナイフはとても鋭利で、誤った使用は怪我をする可能性があります。子どもの使用は推奨しませんが、万が一使用する場合は、大人による慎重な監督のもと十分注意してご使用ください。
とはいえ、食器の作り方、使い捨て文化のコスト、アップサイクリングの価値を学ぶことは子どもにとってもいい学びとなります。
どんな種類のナイフが内包されていますか?
日本で戦前から使われていた、伝統的な「肥後守ナイフ」です(製造:永尾駒製作所)。昔はこのようなナイフを使って学校で鉛筆を削るために使用されていました。
なぜ吉野なのですか?
吉野は古くから、全国有数の木材の生産地として知られています。また日本の箸の製造と密接に関連しています。
今日でも、町には26の製材場と2つの箸工場があり、建築の木材をアップサイクルしています。ぜひ訪れてみてください。
商品はどこから発送されますか?
日本国内から発送されます。
世界中に配達できますか?
はい!世界中へお届けできます。
一度に大量購入できますか?
20個以上の注文される場合は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
あなたたちはどんなチームですか?日本に拠点を置く3人のデザイナー、Jan Chipchase、James Gibson、Eko Hayashiによるプロジェクトです。
日本語でも問い合わせできますか?
はい!日本語も対応しております。